【閲覧注意】ステロイドの副作用の一つ!不思議な世界へいざなうステロイド精神病のはなし

スポンサーリンク
SLE
スポンサーリンク

みなさんはステロイド精神病というステロイドの副作用を知っていますか?

はてな子
はてな子

ステロイドの副作用で知ってるけど、実際どんな感じなの?

はてな太郎
はてな太郎

うつっぽくなるだけかと思ってたけど。

ステロイド精神病はケースは少ないですが、とても深刻な副作用のひとつです。
今回はわたしが体験したステロイド精神病のお話を紹介していきます。

この記事は

  • ステロイドを内服し始めた方
  • 今後ステロイドを内服予定の方
  • 家族がステロイドを内服し始める方

におすすめです。

ステロイド精神病とは

ステロイド精神病はステロイド服用した時の副作用の一つです。

症状としては

  • 躁うつ症状
  • 幻覚・幻聴
  • 情緒不安定
  • 不眠
  • 行動の変調
  • 自殺企図
  • せん妄
  • 軽度認知障害

があげられます。


自殺のリスクは7倍にもあがるといわれています。

SLEの場合、中枢神経ループスの鑑別のために髄液検査を行います。

治療としては

ステロイド開始~2週間(40㎎以上) 躁状態 ステロイドの中止・減量、抗精神病薬・気分安定薬を内服。
長期的なステロイド内服 うつ状態 SSRI内服。

精神科と協力して、治療を進めていきます。

ステロイド精神病の体験談

ステロイドを内服

わたしはSLEを発症し入院したときに、ステロイドが開始となりました。
最初ステロイドは45㎎。

一応看護師なのでステロイドの副作用は知っているつもりでした。
でもムーンフェイスや食欲増進などに気を取られ、精神病などすっかり忘れていたのです。

何してても幸せ

まず飲み始めてから、数週間多幸感が副作用としてでました。
もしかしたらあの時が人生の中で一番幸せだった瞬間かもしれません。

何してても幸せ~
何もかも許せる~
この世に悪い人はいない~
世界が平和になればいいなぁ~

本当にめでたいやつでした。

でも振り返ってみれば、この時から精神病は始まっていたのです。

世の中を悟る

記憶をたどってみると、あの時は感覚が過敏でした。
誰かが来るとか、誰かからメールが来るとか、そういうことが予測できたのです。
(正確には予測している気になっていたんだと思います)

そして同室の方から、スピリチュアルな本をもらってからは大変でした。
「引き寄せの法則」を知った時には、世の中のすべての仕組みを知った気分でした。

また1日中ハイな状態なので、ほぼ眠っていない状態でした。
夜にも何かをメモに書き続けたりと、とても落ち着きがありませんでした。

こうして日に日に精神症状が悪化していったのです。

家族や看護師さんに不思議なことを話す

徐々に周りの人に不思議なことを話すようになりました。

家族には「家族がよくお参りする神社にお参りに行かなかったから、病気になったんだ」とか。
看護師さんには夜な夜な「お母さんを助けられなかったのは私のせいだ。」と泣いたりとか。

まぁ今考えれば本当に恥ずかしいお話なのですが、平気な顔をしてやっていたのです。

ステロイド自己減量

ステロイドの量は順調に減量していたのですが、一度発熱した時がありました。
先生が「ステロイド減量を延長する」と言ったにもかかわらず、わたしは勝手に減量したのです。

そして薬をごみ箱に捨てました。

Mai
Mai

今思えばこの時は本当の自分ではありませんでした。

そして退院できる目安の日にちを聞いて、その日に退院すると自分で決めてしまったのです。

「勝手に退院します」

その日にちは忘れもしない2/28。
帰ったらこんなこともする、あんなこともすると決めていました。

看護師さんに「先生に退院していい。」と言われたと嘘をついて、家族の迎えを待っていました。

家族もそんな話聞いてないとあたふた。
そうです、だってわたしが勝手に決めたんですから。

そうしていたら、先生がかわるがわる来ていろいろ質問してきました。
そして最終的には知らない先生がきて「ちょっと移動しようか。」と言われました。

一気に不安になり、精神科へ行くまでの間、抱き枕のくまを抱きしめていったのを覚えています。

Mai
Mai

当時27歳だったんですけどね。

精神科に入ったら出れないことを知っていたので、2重扉の間で「少し考えさせてほしい。」と言って座りました。
この時この扉を抜けたら、恐怖が始まるとすでにわかっていたのかもしれません。

精神科へ転科

本格的に幻覚が見える

精神科に着いた日の夜、ベッドに横になっていたら隣の人がうめき声をあげていました。
助けを求めているのかと思い、大声で看護師さんを呼びました。
そこからはほとんど夢なのか、現実なのかわかりません。
覚えているのは

生まれたときから、死ぬ時までの早送りをみたこと。
病院から脱走を考えてたこと。
夫を病室で殺してしまうこと。

そんな夢なのか、幻覚なのかわからないものを数日見ていました。

尿管、点滴抜去し脱走を試みる

そんな夢なのか、幻覚なのかわからないものを見ている間、実は寝ている訳ではなかったようです。
しっかり脱走を試みようとしていたそうです。

尿管や点滴を自分で抜去し、出口のドアをたたいていたということでした。
今考えると抜去をしたなんてぞっとしますが、その時のわたしは本気でやっていたんだと思います。

拘束される

そんなことをしてしまったので、当然拘束となりました。
正気に戻った時、手足と腰がベッドにくくりつけられていて思わず笑ってしまいました。

「あぁ私はなんかやらかしたんだな。」と気づき、一気に恥ずかしくなりました。
食事は介助、夜間も2時間ごとに体位交換本当に拘束中は不便でした。

完全に正気に戻るまでは拘束されながらも暴れていたので、手足首の皮はむけて水疱になっていました。
家族もショックだったようで、しばらく面会はありませんでした。

我に返ると精神科は恐怖でしかない

完全に正気に戻り、拘束が外れました。
改めて精神科を見てみると、症状がないととても居心地の悪い場所でした。

  • ひも類は危険物で禁止なので、イヤフォンが使えない
  • 携帯も禁止なので、公衆電話から電話をかける
  • 他の患者さんと話しても話がかみ合わない
  • 夜に必ずだれが奇声をあげる
  • いきなり暴れだす

早く出たかったのですが、一般病棟のベッドが空くまで数週間いることになってしまいました。

一般病棟へ戻る

とがっているものをすべて捨てる

一般病棟に帰ってきたら、とても安心しました。
でもふと鉛筆をみて、あれがもし首に刺さったらと想像するようになってしまいました。

どんなとがっているものも怖くなってしまったのです。
悩んだ結果、身の回りにあるとがっているものをトイレのごみ箱に全部捨てました。

この時から今度は不安が強くなってしまったのです。

夜の不眠がつづく

不眠はステロイドを飲んでからずっと続いていました。
あらゆる眠剤を試しましたが効果はなく、眠いのに眠れないという状態でした。

この時は夜間によく泣いていました。
泣くことが気持ちの発散に役立っていたようで、泣くと身体の調子がよくなりました。

現在

症状落ち着くが、ステロイドに対する不安

ステロイドを内服してから3年半ほどたちますが、現在は落ち込むことは少なくなりました。
退院直後は頻繁にうつ症状が出ていましたが、抗精神病薬を使うことなく乗り越えました。

今不安に思うことは、また悪化してステロイドが増量した時に精神病にならないかです。
今となっては笑い話ですが、当時はわたしにとっても、家族にとっても辛い出来事でした。

再度発症しないことを願うばかりです。

ステロイドの副作用は精神病があることもお忘れなく

ステロイドの精神障害って結構盲点ですよね。

うつ症状は知っている方も多いと思いますが、ステロイド高用量内服時は他の症状にも注意してください。

そういっても症状がでたら、自分がおかしいって気づかないんですけどね。

ご家族の方はどんなことがあっても、優しく見守ってあげてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました