グルテンフリーなどの食事法をする時、家族との食卓はどうしていますか?

自分だけ食事療法をすると、なかなか続けられません。

家族が〇〇フリーじゃない食材を買ってきてしまうんです。
周りの人が普通の食事をしていると、影響されやすく継続するのがとても難しいです。
ですから、家族全員が食事を変えるのが一番いい方法なのです。
そこで今回は家族と暮らしながら、食事法を継続する方法を解説していきます。
この記事では以下のことが理解できます。
- 家族一緒だと食事法が続けられない理由
- 食事法を続けていくコツ
- 家族に理解させる方法
- 家族と食卓を共にするうえでの注意点
グルテンフリーやカゼインフリー、ヴィーガンやベジタリアンなどなど。
最近は様々な食のスタイルを選択できるようになりました。
ぜひ家族の中で食の考え方で困っている方は、参考にしていただければと思います。
家族一緒の食卓だと食事療法がつづけられない
私は夫とイギリスで二人暮らしをしています。
普段私は自己免疫性疾患によいと言われているグルテンフリー、カゼインフリー(以下GFCF)を実践していますが、一方でイギリス人夫は小麦や乳製品が大好きなんです。
お互い食に対する考えが違うので、食事法を続けるのが結構大変なんです。
たとえば、
- 夫が〇〇フリーではない食べ物を買ってくる
- それぞれの食事の準備が面倒くさい
- つられて食べてしまう
- 夫に食のスタイルを強制できない
このように食のスタイルが違うと、思うようにできないことがあります。
ですから、食事法を続けるにはお互い理解や家族の協力が必要なのです。
家族と一緒の食卓を囲みながら、食事法をつづける方法
では実際どうやって家族がいる中で食事療法をしていくか、詳しく見ていきましょう。
家族全員一緒にやる
家族全員一緒にやるのが一番いい方法です!
確かに全員食事を変えるのは少し大変ですが、いろいろなメリットがあります。
- 同じ食べ物を食べるので、誘惑がなくなる。
- 親子の場合遺伝的に体質が似ているので、一緒に体調がよくなることが多い。
- 食事の意見共有ができる。
- モチベーションが保てる。
特にお子さまの食事を変える場合は、親御さんも一緒の食事をすることを強くおすすめします。
やはり一人だけ違う食事をとらせると、「なんで自分だけ違うの?」と疑問に思う子もいます。
「うちはこういう食事なんだ」と思い込ませるためにも、家族全員で実践するといいですよ!
食事法についてプレゼンする
家族一緒の食事をするのが一番ですが、強制するのはよくありません!
あくまで家族があなたの食事法に興味を示しているのであれば、「なにがどういいのか」いろいろな方法で教えてあげましょう。
- 自分が食事法を実践し、体型、体調などの効果を見せる
- 期間を決めて一緒にやってみる(2週間~1か月)
- 本やデータを見せる(男性はデータを見せると影響されやすい)
- 〇〇フリーカフェに連れていく
- 〇〇フリーの料理を上達させる
- 〇〇フリーのおいしい食べ物をお取り寄せする
我が家では私が作る時は基本的にGFCFメニューにしています。
でもやっぱりGFCFの食事をつくったりすると、夫の好みの食事にならなかったりします。
なので、彼を納得させるGFCFメニューを増やそうと日々奮闘しています。

例えばルーを使わないカレーやシチューは「ルーあり」よりもおいしいと食べてくれます!
またGFCFをし始めると、体重が自然と落ちてきます。
夫はやり始めたら10㎏ほど体重が落ち、それもあってかGFCFに興味を持ち始めました。
そういう実感を得ると家族もやる気になりやすいので、期間限定でやってみるのもおすすめです。
別々の食事を作る
家族全員で食事を変えるのが一番ですが、やはり全員に押し付けることはできません。
そうなると自分だけ食事を変えることになります。
正直継続するのが大変ですが、食事を工夫すると比較的楽にできます。
例えばGFCFの場合
- 炭水化物だけ変える(カレーやシチューの時、夫:パン/私:ご飯)
- 朝ごはんは自分で準備させる(夫:シリアル/私:フルーツ or ご飯)
- GFCF食品をストックしておく(夫:普通のパン/私:GFパン)
食事療法といっても、毎回全く異なるメニューを作るのは大変ですよね。
ですから既製品のフリー食品などを使ったりして、できる限り楽するようにしましょう。
我が家では夫がよくサンドイッチを作ってくれるので、GFパンを常備しておいて一緒の具でサンドイッチを楽しんでいます。
大切なのは完璧にやろうとしないことです。
どれも完璧にやろうとすると食事が楽しくなくなり、ストレスを感じる時間になってしまいます。
そうならないためにも手を抜ける所は手を抜いて、自分が楽しめる範囲でやっていきましょう。
家族と食卓を共にするうえで注意すること
食事法を実践していくうえで、注意することを話していきます。
相手に強制しない
一緒に暮らしている相手に自分の食事法を強制してはいけません。
なぜなら食事は人それぞれ食べたいもの、好みが異なるので、強制してしまうとお互いストレスになり、関係に影響してしまうからです。
例えば、毎食夫が何を食べているか、小麦のお菓子を食べていないかなど気になってしまうのです。
そうすると「また食べたでしょ!」と夫を責めてしまい、ケンカになってしまいます。
そうならないためにも家族が特に興味を持たなければ、無理にすすめないようにしましょう。
お互いの考えを尊重する
私の暮らしているイギリスでは様々な人種の人がいて、食事スタイルも多種多様です。
GFCF、ヴィーガン、ベジタリアンなどいろいろな人がいますが、特にお互いの食の考え方について干渉しません。
- 友達がベジタリアンであれば、そういうレストランを選ぶ。
- 誰かを家に呼ぶときも食事のスタイルや好みを聞く。
そして彼らは堂々と「自分は食のこだわりがある」ということを公表しています。
まだまだ日本では「気取ってる」「意識高い系」など言われがちですが、自分の身体や心に合っている食事あればどんどん周りに伝えていくべきです。
人の食の好みや考え方は人それぞれです。
お互いのことを尊重する行動が出来れば、全員が気持ちのいい食事をとることができるでしょう。
常にお互いが楽しめる食事の時間にする
食事法を実践するときは、自分や家族が食事を楽しめるように心がけましょう。
相手に強制したり、否定したりすると、楽しいはずの食事の時間が台無しになってしまいます。

食事の時間は誰にとっても幸せな時間であるべきです。
例えば我が家では餃子をグルテンフリーにできないか試行錯誤して、一緒に試作品を作って食べたりしています。
そうしてお互い楽しめることを模索していけば、食事法も苦しむことなく継続することができます。
家族がお互いを尊重しあうことで、食事法は継続できる
家族は距離感が近いので、簡単に否定してしまったりしやすいですよね。
でも一緒に住んでいるからこそ、お互いが楽しめるように思いやらなければいけないと思います。
家族の中で食事法を長くつづけていくコツは家族の理解です。
家族間で協力が出来れば、辛抱強く食事法を続けていくことができるでしょう。
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